寝ても疲れが取れない理由
- きむら みさき

- 11 時間前
- 読了時間: 4分
「寝ても疲れが取れない」「朝起きてもスッキリしない」そんな声をよくいただきます。
多くの方が「年齢のせい」「仕事が忙しいから仕方ない」と思いがちですが
実はこの状態には内臓の疲労と男性ホルモン(テストステロン)の回復不足この2つが深く関わっています。
どちらも自覚しにくいため、気づいた頃には疲労が慢性化してしまうこともあります。
今回は、なぜ疲れが抜けなくなるのかをお伝えしていきます。
【 最初に疲れるのは内臓】
身体の中で最も休みなく働いているのは内臓です。食事中も睡眠中も、24時間働き続けています。そのため、最初に疲労がたまるのは肩や腰ではなく内臓。
ただ、内臓は痛みを感じにくいため、疲れていても体感として気づきにくい特徴があります。
■ お腹が硬いと回復力が落ちる
内臓が疲れると、お腹まわりがこわばりやすくなります。
・呼吸が浅くなる
・血流が落ちる
・内臓の動きが鈍る
これらが重なると、身体の回復が追いつきにくくなってきます。
■ 内臓疲労はだるさとして現れる
内臓疲労は痛みが出ないため
・だるい
・眠りが浅い
・朝の調子が悪い
といったなんとなくの不調として現れます。
この「なんとなく」が放置されやすく、慢性疲労につながってしまうのです。
【男性ホルモンは睡眠中に回復する】
男性ホルモン(テストステロン)は活力・集中力・持続力・男性機能を支える重要なホルモンです。テストステロンは一日を通して分泌されていますが、回復の大部分はノンレム睡眠(深い睡眠中)に行われます。
そのため
・睡眠時間が短い
・眠りが浅い
・途中で目が覚める
という状態が続くと、十分に回復できず
・朝立ちがない
・疲れが抜けにくい
・集中力が続かない
といった変化が現れやすくなります。
【自分で気づけるサイン】
内臓疲労やホルモン回復不足は、自覚症状として分かりにくいのが特徴です。
代表的なサインは
・朝立ちが減ってきた
・寝てもだるさが残る
・夜中に何度も目が覚める
・眠りが浅い日が続いている
・以前より疲れが抜けにくい
特に 朝立ちの減少は睡眠の質とホルモン回復の低下を示すわかりやすい指標です。
【疲れが抜けない状態が続くとどうなるか】
■ 呼吸が浅くなり回復力がさらに落ちる
内臓疲労でお腹が硬くなると、横隔膜が動きにくくなり呼吸が浅くなります。
浅い呼吸は睡眠を浅くし、ホルモンの回復を妨げ自律神経を緊張させるため疲労を長引かせる大きな要因になります。
■ 鼠径部の硬さが血流を低下させる
座りっぱなしの生活やストレスは鼠径部を硬くし、血流低下を招きます。
血流が落ちると
・疲労物質が流れにくい
・内臓の働きが鈍る
・男性機能にも影響が出る
という悪循環が起こりやすくなります。
こうした理由で「内臓疲労 → 睡眠の質低下 → ホルモン低下」の流れが続き、疲労が慢性化していきます。
【どうすれば疲れが抜けるのか?】
■ お腹を柔らかくし、呼吸を深くする
お腹がゆるむと
・呼吸が深くなる
・内臓の動きが整う
・自律神経が休まりやすくなる
結果として、睡眠の質が高まり、回復力が上がります。
■ 深い睡眠の質を取り戻す
疲れが抜けるかどうかは、質の良い睡眠がとれているかが大切。
内臓疲労が改善すると自然と深い睡眠が戻り、翌朝の体の軽さが変わってきます。
お腹・鼠径部・内臓の疲労は、自分では気づきにくくセルフケアでは限界があります。
施術で整えることで、より良い睡眠が取れる身体に導いていきます。
【まとめ|早めに整えることが一番の近道】
・内臓疲労は自覚しにくい
・男性ホルモンは深い睡眠で回復する
・朝立ちの減少は身体からのサイン
・放置すると悪循環に
・早い段階でのケアが最も効果的
・定期的なメンテナンスがおすすめ
「寝ても疲れが取れない」という感覚は、身体からの大切なメッセージです。
定期的にお身体をケアしてあげてくださいね。



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